FMラジオ2 (TDA7000+TA7368)

  • 仕様
  • 回路1 (TDA7000だけ)
  • 製作1
  • 回路2 (RF入力にLC同調回路)
  • 製作2
  • 回路3 (オーディオアンプ付加)
  • 製作3
  • 完成
  • 現状

更新:2009/01/10, 2009/04/05, 2009/05/23, 2014/12/14


仕様

  • フィリップス製FM1チップラジオ用IC TDA7000 によるFMラジオ。
  • オーディオアンプ+スピーカを付けて単独で使えるようにする。
  • 失敗したFMラジオのケース・バリコン・ボリューム等を流用する。このため1日で製作できた。

回路1

まず、TDA7000部分の回路。参考にした資料は、データシートの"Test circuit"、ブレッドボードラジオさんのTDA7000 FMラジオ、yakansanさんのTDA7000を使ったFMラジオなど
(実際はオーディオアンプ部の回路も決めてあるが、ここでは次の製作1で製作する部分の回路だけを挙げている。)

周辺部品の数値は参考にした作例と少し異なり、3番ピンのコンデンサは 223、2番ピンの抵抗は20K、8番ピンのコンデンサは 181 などとなっている。異なっている理由はデータシート上の値を優先したことや、あり合わせの部品を使おうとしたことなど。
またVCは元々20pFだが、LA1800によるFMラジオ製作の際に羽根を一枚引き抜いてある。

製作1

出力をPCのオーディオ入力につないでテスト。ところが、バリコンをどこに回してもきわめてノイジーながら岐阜放送(AM)が聞こえてくる(!?)。アンテナを外すとかすかにNHK-FMが受信できるので、FM放送はちゃんと受信できているのだがアンテナを通じて岐阜放送が混入しているらしい。

回路2

参照した作例には無かった同調回路を13番ピンに付けた。

製作2

岐阜放送の混入は無くなり、当地の各FM局が受信できることを確認した。
同調回路の効果を身をもって体験した感じ。

回路3

TA7368P(東芝)によるオーディオアンプを追加。これが最終的な回路。

製作3

オーディオアンプの動作を確認。

完成

製作1~完成の作業日数は1日であった。
ZIP-FM、RADIO i、岐阜FM、FM AICHI、NHK名古屋、NHK岐阜、TVの1chと3ch、が良好に受信できる。(個人的にはNHK-FMに次いでよく聴く)RADIO i が良好に受信できるのはよかった。チューニングに苦労することもない。
チューニングの安定度もよい。以前製作したFMチューナは数分でチューニングがずれてしまったが、このFMラジオはそういうことが無い。(09/01/25加筆)
消費電流=15mA (09/04/05加筆)

現状

枕元ラジオとして活用している。(09/05/23)
リタイア状態である。アンテナを繋げばいまでも受信できる。(14/12/14)


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