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動作テスト
- 左の基板は過去の製作から取り出したマイコンボード。PIC24FJ32GA002とTA48M033の電源回路が載っている。この基板をそのまま使うことにする。
- 右の基板は新しく製作した。TEA5767モジュールとNJM2073のオーディオアンプが載っている。
- FMラジオ10と同じTEA5767+PIC24FJxxxの組み合わせなので、そのときの動作テストプログラム(受信局を固定)がほぼそのままで動いた。
(ここまで 2012/05/09)
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製作プラン
- 7セグメントLEDで受信周波数を表示する
- PICに備わっているADC(Analog Digital Converter)をVRと組み合わせてダイアル式に選局できるようにする
- モノラルのラジオとしての動作を基本とし、ステレオチューナとしても使える
- 電池駆動とする
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選局仕様
- PUSH SWで"選局中"状態と"選局ロック"状態を交互に切り替える
- "選局中"状態ではADCに加えられる電圧から周波数を計算して7セグLEDに表示する。ただし実際に受信する周波数は変更しない。
- "選局中"状態では7セグLEDの小数点を点滅させる。
- PUSH SWを押すと"選局中"状態から"選局ロック"状態になる。このとき初めて受信周波数を変更する。
- 数秒後7セグLEDを消灯する。
- "選局ロック"状態ではVRを回しても受信周波数は変更されない。
- 電源オン後は、まず大抵以前に聞いていた局から受信を再開できます。したがって"選局ロック"状態を起動時の初期状態とした。
- VRの回転と連動してリアルタイムに受信周波数を変更するプログラムも試してみた。しかし受信周波数がふらふらする事があるので、結局上記のような仕様にしました。 (ソースファイルは共通です)
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7セグメントLED駆動
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製作
- ケースはTAKACHIのSY-190B
- PIC基板には使わない部品が載ったままです
- リアパネルに単三電池4個、ステレオ出力ジャック、アンテナ端子を配置した
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前面パネル
- トグルSW (2個)
- 電源SW
- ラジオ/チューナ切り替え - 2回路のSWで、(1)TEA5767のR-CH出力を内蔵オーディオアンプに接続するか、ステレオジャックに接続するかを切り替え (2)オーディオアンプ部の電源SW
- プッシュSW (3個)
- 選局状態切り替え
- ステレオ/モノラル切り替え - ステレオ動作とモノラル動作を交互に切り替える。初期状態はモノラル。
- 周波数表示 - 選局ロック状態でこのスイッチを押すと現在の受信周波数を数秒間だけ表示する。
- VR (2個)
- 選局 10KΩ(B)
- ラジオ動作時の音量調節 10KΩ(A)
- 赤色LED (1個)- パワーランプ
- 7セグメントLED (3個) - 周波数表示
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選局動作
- (上) 周波数範囲下端(76.0MHz)
- (中) 周波数範囲上端(89.9MHz)
- (下) "Aitendo版"で問題になっていた低い周波数の局も問題なく受信できる(77.8MHzを受信中)
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ステレオ/モノラル切り替え動作
プッシュSWを押すたびに交互にステレオ/モノラルを切り替える
- (上) ステレオに変更後
- (下) モノラルに変更後
数秒後現在の受信周波数を表示し、さらに数秒後消灯する。
なお、ステレオチューナーとして動作させた状態(外部アンプ+スピーカ)から、ラジオ動作に切り替え(前面トグルSW)てもステレオのままです。内蔵スピーカからはR-chの音しか出てきません。
ステレオ/ラジオ動作の切り替えをPICに通知することができれば、ラジオ動作に切り替えると同時にモノラル化も出来るのですが。(FMラジオ10では3回路のトグルSWを使うことでそうしていた。)
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プログラム
プログラムの開発は、MPLAB C30 v3.25 + MPLAB IDE 8.66 を使用。ソースの最終版はこちら(自己解凍EXE)
左の図はPICのピン機能割り当て。
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完成
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動作不良(2019/12/30, 2020/05/16)
激しいノイズに見舞われるようになった。TEA5767の出力はクリアなので、原因はそれ以降だと思われる。
VRの故障と推測されるので、手持ちの同値(10kA)に交換してみた。
その結果、音はクリアになったのだが、今度は音量を絞り切れなくなった。手持ちのVRに大きな値のものがないので、いったん改修はここまでにする。
お気に入りのFMラジオだっただけに残念です。(ここまで 2019/12/30)
100KのVRを調達して交換したら見事に復活。(2020/05/16)
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