AMラジオ4 (LA1600+TA7368)

更新:2009/04/19, 2009/12/08, 2011/02/17


仕様

スーパーへテロダイン方式のAMラジオに初挑戦。簡単そうなLA1600(三洋電機)を使ってみる。
目標は今まで作ったラジオで受信できなかった「東海ラジオ」の受信。 (なお、AMラジオ1~3はこちらで簡単に報告している。)

回路

ネット上のいくつかの作例を元に回路を決めた。CRのいくつかは手持ちのものを使用。セラミックフィルタにSFG455を使ったのはたまたま手に入ったからで、これを使うことの善し悪しの情報があってのことではありません。。

部品

LA1600,SL-55X,SFG455,IFT,OSCコイル,バリコン
バリコンは(たしか)スーパー用として買ったものだが、バーアンテナとは違う店だったかもしれない。「CBM-223」と刻印がある。この時点で用意したバーアンテナとバリコンとはどうも合ってないらしいことがあとでわかった。

製作過程

2.54mmピッチのユニバーサルボードに部品を配置する。IFCとOSCコイルは10mm角だが斜めに取り付けられる。SFG455もピッタリはまらないが、少し無理して載せることが出来る。
ユニバーサルボード加工。スペーサ用穴とIFT/OSCコイル用の穴をあけている。
LA1600周りの配線を終えた。SFG455が少し無理な実装なのでななめに付いている。
ハンダ付け面。
この段階でテスト。LA1600の出力をPCのオーディオ入力に接続してテストした。確かに受信できている!
オーディオアンプは既にある製作から取り出して使う。オンボードのスライドスイッチをラジオ全体の電源スイッチとする。
10枚入りCD-Rのケースに組み込む。
バーアンテナは接着剤で貼り付けた。バーアンテナが載っている白いものはICソケットを買ったときに載っていた台。
組み立てが完成。スピーカ穴がずれているが気にしない。

調整

AMラジオ4台目にして初めて東海ラジオを受信できた。しかしAM放送帯の全域、すくなくとも当地の放送エリア(729kHz~1431kHz)をまんべんなくカバーできていない。
最も周波数が低いNHK名古屋第一(729kHz)を受信できるように調整はできるのだが、そうすると高い周波数の局を全く(岐阜放送すら)受信できない。

とりあえず、今までに製作したAMラジオで鬼門だった東海ラジオとCBCラジオに最適化した。
ダイアルの下の端あたりでCBCラジオ(1053kHz)を受信できるように調整すると、ダイアルの真ん中あたりに東海ラジオ(1332kHz)が来る。
東海ラジオと岐阜放送(1431kHz)との分離だが、何とか出来ている。(ラジオの向きによっては混信してくる)
(この状態から少しずつCBCの受信位置をダイアルの高い方にずらしていくと、やがて東海ラジオが受信不能になってしまう。)

完成(?)

少し落ち着かないが一応完成とする。 仕事机の前にCD-Rケースシリーズ(?)ラジオをすべて並べた(FMラジオ1台、AMラジオ3台)。
今回のラジオはこの場所に置くと電波の入りがなぜか少しよくない。

バリコン交換

ジャンクショップで見つけたAM/FMバリコンに交換してみる。
バリコンには「MITSUMI ELEC. CO.LTD PVC-2LX2OT-2」とあり、軸の脇に「FM-VC-172」「BSOF」と印刷されている。このバリコンは元々FMラジオのために買ってあったもの。
バリコンを交換した。

完成

無調整でAM放送の全範囲がカバーされている!
しかしOSC/IFTコイルを調整しても大きな感度の改善は無く、むしろ最も感度に影響があったのはバーアンテナのコイルの位置だった。

受信状況: 当地で受信できるべき全ての局(NHK名古屋第一、NHK名古屋第二、CBC、東海ラジオ、岐阜放送)が受信できた。CBCは本局(名古屋/1053kHz/50kW)の他、川島中継局(岐阜・川島/639kHz/500W)も。

夜間に受信できた遠方の局は: ラジオ関西(神戸/558kHz/20kW)、ショソンの声(北朝鮮/621kHz/日本語放送)、KBS(韓国/1170kHz/日本語放送)、NHK第一と第二がそれぞれいくつか(東京と大阪?)、その他大陸の局と思われるのをいくつか。
ラジオ関西を受信できるのだから大阪の民放局を受信できてよさそうなものだが、今のところできていない。高い周波数に対してはダイアルが詰まっていることもあるのか感度が良くないようだ。(ここまで09/04/19)
その後確認できた遠方の局は、NHK東京第一(594kHz)、NHK札幌第一(567kHz)、ニッポン放送(東京/1242kHz)。NHK札幌はラジオ関西と9kHzしか離れていないのに分離できている。ニッポン放送を受信できたのは日曜日の深夜(0時を回って月曜になっていた)であった。(09/12/08加筆)

愛知県一宮市で受信してみると、実家ではあれほど強力だった岐阜放送がかなり弱くなってしまった。ところが岐阜放送の送信所よりは近いとは言え送信出力が小さいCBC川島中継局は依然として強力に受信できます。その他、送信所に近づいたためか名古屋の各局がより強力に受信できるようになった感じがする。(11/02/17加筆)

左の写真では当初使ったバリコンに付属していたダイアルをそのままはめているが、容量変化の向きが逆である。そこで、ダイアルに紙を貼って主な局の位置を手書きした。
仕事机にAMラジオとFMラジオを並べた。この2台はデスクトップ・ラジオとして上々の出来になった、と思う。


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