MP3プレーヤ第10作

VS1011によるMP3プレーヤ。無線によるリモコン操作。

更新: 2017/08/06, 2017/08/11, 2018/01/21


概要

  • 無線によるリモコン制御のMP3プレーヤ。
  • 無線部分には無線マイコンモジュール TWELITE DIP(モノワイヤレス製)を使用。
  • 無線モジュールはベンダー提供の標準アプリをそのまま使うのでは無く、自己開発のソフトで動かします。
  • 無線モジュールはSLEEP状態とWAKE状態を交互に繰り返してコントローラからの起動要求を待ちます。

本体(HOST)の構成

  • 全体をコントロールするマイコンにはStrawberryLinuxのLPCcappuccino(NPX/LPC11U37搭載)を使用。開発環境はCQ出版社のmbed×デバッガ!一枚二役ARMマイコン基盤に付属していてMP3_09に使ったもの(NXP社のネイティブ環境LPCXpresso)をそのまま使った。
  • LPC11U37はコントローラのLCDに表示するイメージデータをI2CでTWE-Liteに転送。TWE-Liteは無線でイメージデータをコントローラに送信。
  • コントローラのボタン操作はTWE-Liteを通じて、LPC11U37のGPIO入力ピンにそのまま伝えられる。
  • MP3_09との大きなちがい。TWE-Liteはバッテリによって常時起動状態にある。4秒程度のSLEEP状態と短時間のWAKE状態、これを繰り返します。WAKE状態にあるときにコントローラからのアクセスを検出すると、TWE-LiteはLPCcappuccinoを起動する。LPCcappuccinoはTWE-Liteの電源をACアダプタに切り替える。TWE-LiteはLPCcappuccinoの起動を検出すると自身で再起動して完全な稼働状態になる。

本体(HOST)の回路

  • VS1011の出力周りの回路はVSLI Solution社のこちらの情報も参考にした。
  • NJM4580の回路もあるサイトのものを参考にしたが、そのサイトは今は無くなっています。
  • TWE-Liteまわりの回路については特に参考にした製作例はない。
  • I2Cに10KΩのプルアップ抵抗が付いているが、LPCcappuccino自体がそれを持っているので不要でした。

コントローラ(CTRL)の回路

  • TWE-Liteのマイコン機能を利用して操作ボタンの入力、LCDへの出力を行っている
  • LCDはAQM1248A-RN(48x128ドット)。

TWE-liteのプログラム

  • ベンダーがソースを公開しているリモコン通信アプリ(App_IO)のバージョン1.2.6を改造して自分のプログラムとした。
  • ソースを公開したいところですが、SDKの利用規程に「お客様がソースコードを改変して、これを公開することは可能ですが、公開時に東京コスモス電機にご一報ください」とあります。どうしようか、ちょっと煩わしいです。

LPC11U37のプログラム

LPCXpresso v6.1.0_164で開発。これは「mbed×デバッガ!一枚二役ARMマイコン基盤」に付属のもの。ソースはこちら。CMSISv2p00_LPC11Uxx、LPC11Uxx_Driver_Libと組み合わせてコンパイルします。
SDカードのFATファイルシステムにFatFs R0.10aを使用している。

コントローラ

ケースを使うと小型に実装するのが難しいので、ユニバーサルボードむき出しとしました。
コントローラの機能は、ディレクトリ/MP3ファイルの選択、再生開始・停止、音量の調整、再生中の曲名表示、です。

ディレクトリ(アルバム)選択のユーザインターフェースが自作MP3プレーヤの生命線と考えられるので、別ページにまとめました。

本体(HOST)

ケースはタカチのGB225-40G。埋め込み式電池ボックスをはじめて使ってみた。タカチのLD-2Gです。

Cappuccinoについて

Strawberry Linuxの自信作のようです。Arduinoを意識したネーミングですが、Arduinoの経験が無いので比較ができません。
難点を挙げるならば
  • SPI1の位置。Cool Connectという規格らしいが、ボードのどちらかのサイドに出してほしかった。
  • microSDソケットの位置。ボードの端ぎりぎりに実装されているので、ケースに収めるとメモリカードの出し入れがやりにくいです。ソケットを少しボードの外に突き出すような形で実装できなかったのだろうか?

結果

  • 本体側のTWE-liteによる待機は今のところ安定している。本格稼働から7日過ぎた今もコントローラを起動すると本体も起動します。
  • 問題は本体のバックアップバッテリがどの程度もつか。半年ぐらいもってくれるとうれしいが。
    最初の電池交換を2018/01/18に行った。5ヶ月もったことになる。(2018/01/21追記)
  • 起動時にポップノイズが2,3発発生する。起動プロセスが複雑なためかもしれない。ケース内スペースに余裕があるのでミュート回路を付けるかも。
MP3プレーヤのページに戻る トップページに戻る