|
当初の構想
- FMラジオ15のリメイク。
- すなわち単独のFMラジオとして使え、随時またはタイマスケジュールによってMP3録音ができる。
- 録音したMP3ファイルを再生できる。
|
|
当初の回路案
|
|
不調
- 既存のMP3ファイルのデコードは問題ない。
- ところがFM放送のエンコードをしてみると、ザーッ、ザーッ、ザーッ、....というノイズが強烈に入ってくる。典型的なノイズ入りMP3ファイルはたとえばこれ(87kbyte/約13秒)。
- FMラジオ受信モジュールとしてSi4735も試してみたが症状は同じ。
- ところがパソコンを音源としてみるとまったく問題なくエンコードできる。
|
|
方針変更
- 音源が切り離されていれば問題なさそうだ、というわけで本製作はMP3エンコーダ/デコーダ専用とし、FM受信部分は別とすることにした。
- FM受信部分には過去の製作FMラジオ10を使う。(このときの実験ではエンコードできた)
- FMラジオ10はトグルスイッチが電源スイッチなので今回のエンコーダから電源オンする回路を追加した。このスイッチ回路にフォトカプラを使うことでノイズの混入を少しでも防ぐことを試みた。(左の回路図にはスイッチ回路あたりが書き込まれてないですが)
|
|
やはりだめ → 中止
試行錯誤のあれこれを書くことはしないがやはりだめであった。
気がついた点を列記だけしておくと
- ノイズはVS1063のHDAT1またはHDAT0レジスタにアクセスした際に発生しているらしい。
- FMラジオ10との接続(スイッチ回路とオーディオケーブル)をすべて切り離してもエンコーディング中はFMラジオ10のスピーカからノイズが聞こえてくることがある。放射ノイズも発しているようだ。
- ノイズは本エンコーダとFMラジオ10との位置関係?、アンテナの向き(電波の強弱?)によっても異なる。
金属ケースに入れてみる、など試行錯誤の余地はまだありそうですが少々疲れてきたので一旦中止することにした。
一応現時点のソースを揚げておくとこちら。CMSISv2p00_LPC11Uxx、LPC11Uxx_Driver_Libと組み合わせてコンパイルします。
|
|
lpclcdについて
- L型ピンヘッダでユニバーサルボードに取り付けた(左写真上)。
- 前面パネルにプッシュスイッチ用の穴をあける際、lpclcdに接続するUSBケーブルのことを考えに入れてなかった。左写真下のようにスイッチ穴を空けると、スイッチが邪魔になってUSBケーブルがつながりません。
- LCDはCPUボードに最初から半田付けされてなくて、自分で半田付けすることになっています。LCDはI2C接続なのでCPUボードと離れていても配線はそれほど困難ではありません。LCDとCPUボードは切り離して使った方が配置の自由度があってよさそうです。
|